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新型iPhoneレビュー ~iPhone Xs Max~
さて今回は、2018年秋発売の新型iPhone、iPhone XsMax を2ヶ月使用してみてのレビューです。
筆者は毎年新型のスマホに買い換えるタイプではないですが、カメラ機能の良さと絶妙な画面サイズに引かれ購入しました。
大きさは慣れる?
今年新発売されたiPhoneは5.8インチのiPhoneXsと6.5インチのiPhoneXsMax、そして6.1インチのiPhoneXRの3機種。
iPhoneXsとiPhoneXsMaxの間で迷っている方も多いと思います。
筆者は以前はiPhone 8、その前にはiPhone 6sを使っていました。正直XsMaxに変えた当日は本体の重量感に少しビックリしました。そして大きさもiPhone 8から比べるとふた回りくらい大きい…。 片手で扱うのは正直しんどい…。
そこで本体背面にバンカーリングをつけるか迷いましたが、結局無線充電する際に干渉してしまうという情報もあり、今回は写真のような、指に引っ掛けるリング付きのストラップをつけました。
この位のサイズだとポケットに入れても邪魔にならず、小指にでも引っ掛けておけば落下防止にもなります。
しかし問題はジーンズやジャケットなどのポケットに入れる時。
タイトなものだとはみ出してしまうか、少し邪魔に感じるサイズかも知れません。
英語学習には具体的にどう役立つ?
スマートフォンで出来る英語学習と言って思い浮かぶのは
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電子書籍や新聞などの読書
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映画やドラマ、ニュースなどの動画視聴
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ラジオ番組やポッドキャストリスニング
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アプリによる単語暗記
近年大きい画面サイズのスマホが主流になって来てますが、6.5インチのiPhone Xs Maxなら字幕付きの動画を見る際も快適です。
そして電子書籍を読む場合は有機EL液晶の見易さも相まって、大変スムーズに読書が進みます。iPhone 8でも全然読めない事はありませんでしたが、画面サイズから文字は小さくなってしまい媒体によっては拡大・縮小を繰り返しながら読むなんて事もありました。
iPhone Xs Max の画面サイズだとちょうど小さめの文庫本を読んでるくらいの感覚です。
あとはニュースサイトなども一画面への情報表示量が多いので余計なスクロールや拡大縮小などをせずに、読む事に没頭できます。
そしてアプリを使った単語学習ですが、iPhone Xs Maxの処理速度(Antutuのベンチマークでは35万オーバー!)をもってスムーズに動作しないアプリは現時点では存在しないと思います。サクサクヌルヌルで動作するでしょう。
カメラ性能
iPhoneXsでは驚きの描写性能を見せつけました。近年iOSに搭載されたポートレートモードでは、二つの異なる焦点距離のレンズ(広角・望遠)を駆使して一眼レフで撮ったようなボケを再現する事ができます。
以下にいくつか作例を用意しました。
結論:実際iPhone Xs Max は買いなのか?
以下は個人的な感想ですが
iPhone Xs Max の良い点
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飛躍的に向上したグラフィックチップにより3Dゲームもヌルサクプレイ可能。
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二つのレンズを使ったポートレートモードでより自然なボケを演出できるようになったカメラ周り、ちょっとした外出なら一眼レフを持ち歩く必要がないくらい? iPhone Xよりイメージセンサーサイズも30%以上大きくなった(1/2.55インチ)。
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ステレオ音声で撮影可能になった動画機能。4k撮影も非常に綺麗に撮れる。
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全体的にデザインのバランスが取れていて本体の仕上げも良い。
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OSの安定性。堅牢なセキュリティ。
iPhone Xs Maxのダメな点
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本体が重い。他のメーカーの同じくらいのスクリーンサイズのAndroid機と比較してもかなりズッシリと重量感がある。
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Felicaに対応しているが、対応している電子マネーが少ない。楽天Edyやnanacoなどに対応していない。
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Huawai のmate 10 ProやP20 pro、Google Pxel 3など他社のハイエンドスマートフォンと比べて値段がかなり高い。
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iOSにより自由度が少ない。
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日本向けに出荷されている端末は、写真を撮影する度にあの「カシャ」という垢抜けない音を聞かされる。
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ライトニングケーブルという互換性のない不便なインターフェース。
正直iPhone Xs Maxは値段に見合う価値がないと感じました。全体的な完成度は高いが目新しさもなく、性能も他社のハイエンドスマートフォンと比べて特段秀でてる訳ではないと思います。ここ数週間の株価の大幅下落に示される様に、近年Appleの勢いにも陰りが見えてきて、出す商品どれもガッカリする部分の方が多くなってきた様な気がします。
Appleが来年以降はどういう舵取りをするのか、それによってガジェット界の勢力図が大幅に変わる事もあり得るでしょう。
英語学習にはアプリの数の絶対量が多いAndroid機の方がいい様に感じました。Apple純正のVideo Player (Quicktime)だと再生できないコーデックも多い。
若干ネガテイブな意見を述べましたが、値段で考えると他の選択肢もあるぞという事で、OSの安定感や直感的に使える操作性、タッチスクリーンの快適性は捨てがたいのは事実。
設定やらカスタマイズに余計な時間を割きたくない人にとっては、箱を開けてすぐに使えるiPhoneシリーズは依然魅力的でしょう。