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前夜に眠れなくて試験当日の朝を迎えることはよくあるでしょう。
そんな時にまず思いつくのがコーヒーやエナジードリンクで眠気を乗り切りあわよくば集中力も高めてやろうという作戦。
私はこれで失敗をしました。前日四時間ほどしか睡眠が取れなくてスッキリしない目覚めだったのでコーヒーを二杯ほど朝食とともに摂りました。カフェインによる利尿効果は抜群です。試験開始前にトイレに行ったにもかかわらず、受付を終え指定された席に着席した時点で試験開始までには40分ほどありました。
試験開始の30分前には全体説明が始まり音響のチェックや問題用紙の配布などが行われるので、原則的に全員着席しており、試験会場のドアも閉まっている状況で、自由にトイレに行ける状況ではございません。
いよいよ試験が始まる頃には再び現れ始めた尿意が本格的なものになってきました。
試験開始後リスニングの問題を半分くらい終えた頃でしょうか、頭の中はトイレに行きたいという欲求をコントロールする意識と問題を解くための思考回路で、脳内のリソースはそれぞれ半分ずつ使われている状況。。 結局二時間のうち、100パーセント試験に集中できた瞬間は一度もありませんでした。
TOEIC試験中にトイレに行くのは絶対にNGなのか?
では実際のところ、 TOEIC試験中にトイレに行くことはできないのでしょうか?どうしてもトイレに行きたい場合は、途中退出し、その時点で試験を終了しなければいけないのか?
答えはTOEIC試験中にトイレに行く事はできます。
試験管にトイレに行きたい旨を伝えて、試験会場を出てお手洗いに行き用を済ませ、トイレから戻ってきた後は試験を再開することができます。
ただトイレに行っている間の時間も試験時間は容赦無く進んで行きます。たとえ5分のロスだとしても問題数の多いTOEICの試験では失った時間が大きな差を生みます。
もちろん試験に全く集中できな程の尿意を抱えていたら、一旦中断してトイレに行って、その後のパフォーマンスを上げた方がいいでしょう。
ですので数分間のロスと引き換えにトイレに行ってその後のスパートに備えるか、このまま尿意を我慢しつつ集中力を振り絞り、試験終了まで乗り切ってしまうのかは、その時々の状況判断によるでしょう。
何はともあれ、試験中は余計な事に気をとられないようにするのが最善策です。その為には事前の準備が大変重要です。
前日はしっかり睡眠を取る、試験当日の朝は早く起床し、コーヒーやお茶など、カフェインの多い飲料を摂取する場合は試験開始3時間以上前にする。
特にコーヒーは朝のルーティーンとなっており飲まないとスッキリしない方も多いと思います。かくいう私もコーヒー大好きで、朝食の際はコーヒーがないとなんとなく落ち着かないものです。
当たり前のことですが朝は早く起きて、しっかりと朝食をとりコンディションを整えればより一層試験に集中でき、高得点を狙う事が出来るのです。
脳に必要な栄養はしっかり摂ろう
それでもなんらかの理由で前日しっかり寝る事ができず、睡眠不足の状態で試験に臨むことになる方もいるでしょう。そんな時は朝食を摂る時間の余裕はないでしょうし、コーヒーは控えて、駅のキオスクでカロリーメイトやソイジョイなど炭水化物を補給できるものとウィダーインゼリーなどの栄養食品か、野菜ジュースなどを買いましょう。
特に試験が午前中の場合はブドウ糖が不足しないように試験開始一時間前くらい、会場に着いた辺りで炭水化物とビタミンを摂取しておくといいでしょう。
そうすれば二時間ノンストップで問題を処理し続けても脳がガス欠になってしまうことも防げるので、普段通りの結果を出す事が出来るはずです。くれぐれも水分の摂り過ぎには要注意です。試験会場は空調が効いており一定の温度に保たれていますので、二時間少々の間に水分不足に陥る心配はないと思います。
二時間は長いようで結構あっという間です。多くのTOEIC受験者にとって200問を解き終えるには足りないと感じると思います。二時間を有効活用するためにも直前のコンディション作りも大切なのです。
かくいう私も今まで、試験当日睡眠不足だったり、コーヒーを飲んだおかげでずっとトイレに行きたかったりと、万全のコンデイションで試験に臨めた事はないので、これから色々と節制、自己管理していかなければならないのですが。。
せっかく試験に備えて模試や文法問題を解いたり、リスニングの準備をしてきても本番で実力を出せなければ意味がありません。
試験当日に自分の実力を100パーセント出すために
- 前日早く寝る事が出来るように数日前から生活のリズムを整える
- 当日朝の朝食は必ず摂るが、コーヒーなどカフェインを多く含む飲み物には気をつける。
全て当たり前のことですが、これらを疎かにしていては自分の最大パフォーマンスを出す事ができません。
正直TOEICで高得点を取れるからと行って英会話の実力が高いと完全にイコールではありませんし、テストの点数だけで英語力を推し量ることはできないと思いますが、少なくとも受験する為には5,000円前後の安くはない金額を払う訳ですから、あなたの実力を証明できるものとして十二分な用意をして臨むのが大事だと思います。
あのイチローも欠かさず徹底した自己管理と毎日のルーティーンをこなしている。簡単なことのようで、毎日続けるという事がどれだけ難しいか。セルフコントロール能力が高い人は結果を出し続けています。