映画やニュース、はたまた日常会話などでこの”Vice versa“というフレーズ、一度は耳にした事あるんではないでしょうか?
だいたい文の後ろに”and vice versa”と付け加えて”逆もまた同じように”と言った意味を表すことが多いのですが、大まかに3つほど用法があるので簡単にご紹介します。
簡単な使用例をあげると
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1. And vice versa
EX.1 Ken hates Jason’s attitude, and vice versa.(Jason also hates Ken’s attitude.)
ケンはジェイソンの態度が嫌いで、逆もまた然り。(ジェイソンもケンの態度が嫌い)
EX.2 When I want to have ramen my wife wants to have Sushi, and vice versa.
私がラーメン食べたい時に妻は寿司を食べたいと言うし、私が寿司を食べたい時、今度は妻がラーメンを食べたいと言う。
And vice versa で「逆もまた然り」と言った意味になります。最初の文で明示された事と逆の事も同様に正しい場合を表すのに便利な表現です。
2. Or vice versa
or vice versa は and vice versa とはまた少し違った意味になります。
EX.1 It is not sure yet if capitalism is superior to socialism or vice versa.
資本主義が社会主義より優れているのか、あるいはその逆なのかはまだ定かではない。
Or vice versa と文に付け加えると最初に述べた事と「あるいは逆の場合が正しい」と言う意味になります。
And vice versa では両方正しい(有りえる)と言う表現になるのに対して、Or vice versaはどちらか一方のみ正しいと言う表現になります。
3. But not vice versa
最後に”But not vice versa’’ と言う使い方です。
EX.1 Korean products are highly competitive in USA, but not vice versa.
韓国製品は米国で競争力が高いが、アメリカ製品は韓国で競争力が高くありません。
But not vice versa で「その逆はない」と言う意味になります。文の後に付け加えて、最初に述べた事と逆の事はあり得ない場合に用います。
Vice versa は元々はラテン語のフレーズで「逆もまた同様」の意味で、英語にとって外来語に当たる物ですが主にアメリカなどで広く使われています。Youtubeのコメント欄などネット上では、ちょうどetc(エトセトラ)などと同じような感じでv.vと略される事が多いですね。
Vice versa は日常会話でも使える便利なフレーズなので、ぜひ使いこなして英語の表現の幅を広げていただければと思います(^^)