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a dime a dozen の意味
“a dime a dozen”
このフレーズを聞いた事がある人は、結構いるのではないでしょうか?
a dime a dozen は形容詞で、ありふれた・ありきたりの・安っぽい・価値の低い物 という意味です。
That sort of festivals are a dime a dozen.
その類の祭りはどこにでもある。
Music like that are a dime a dozen these days.
最近では、そのような音楽はありふれている。
a dime a dozen の由来
Dime(ダイム)とは、アメリカで流通している10セント硬貨のことです。
1796年にDime(10セント硬貨)が初めて発行され、その時代は1Dimeで卵1ダースやフルーツなどの食料品を買う事ができたそうです。
現代と比較したら1Dime(10 cent)の価値はそれなりに高かったように感じます。
しかし、せいぜい買えるのは日用品や食料品だったようですね。
アメリカではそれぞれのコインが別称で呼ばれています。
50 cent = half-dollar(現在はほとんど流通してないので、見かけること事が少ない)
25 cents = Quarter(クォーター)
10 cents = Dime(ダイム)
5 cents = Nickel(ニッケル)
1 cent = Penny(ペニー)
余談ですが、アメリカのラッパー 50cent の息子は 25cent と名付けられていますね。
“1ダース、1ダイム” = 安価でたくさん手に入る
dozenは”1ダース=12個“という意味です。
文字通り、1ダイム(10セント硬貨)で1ダース(12個)も買える安い品物ということから、ごくありふれた・掃いて捨てるほどある・その辺にいくらでもある・つまらないもの・簡単に手に入る、といった意味で使われるようになりました。
I found a few game shops in the mall nearby.
It looks like worth going.
Do you guys want to join me?
近所のショッピングセンターにゲーム屋が何軒かあるみたいだ。
寄ってく価値ありそうだな。
お前ら来るか?
Sounds good!
Count me in !
いいじゃん、俺いくわ!
Actually I came across the mall yesterday on my way home.
So I have checked a couple of them, but all the stores were a dime a dozen.
I think it’s not worth going..
実は昨日、帰り道にそのショッピングセンターに通りかかって、何軒か見てきたんだけど、全部ありきたりな店ばっかだったぞ。
行く価値ないと思うぜ。
Seriously?
what a shame..
まじかよ、残念。
Let’s hit somewhere else!
他の場所行ってみようぜ!
a dime a dozen の同意語
ten a penny はイギリスで使われている同様の表現です。
~be ten a penny もしくは ~ be two a pennyで ありふれた・価値の低い・どこにでもあるような、と行った意味になります。
These Methods are ten a penny nowadays.
これらの方法は現代ではありふれている。
The cars like that are two a penny.
そのような車は二束三文だ。
覚えておくと便利な表現
~ be a dime a dozen (ten a penny)という形で覚えておけば、ありふれている・珍しくないものを表現する際に大変便利なフレーズです。
diem a dozen・ten a penny などを会話に織り込んで、英会話表現を豊かにしていきたいですね!